Windows7のサポートが終了しました

先日をもって、Windows 7のサポートが終了しました。個人的にはいいOSだなと思っていたのですが、時代の流れには逆らえません。数年前にもWindows XPのサポート終了が話題になりました。サポート期間が切れることにより、OSのアップデートがなくなり、その後の脆弱性については対処方法がなくなり、コンピュータ攻撃を受けやすくなります。

Windowsについては8以降、モバイルデバイスやMicrosoftアカウントとの連携が重視されてきた傾向があります。証拠保全について言えば、Windowsは7から8以降になって前述の理由により技術的に難しくなってきました。インターネットに繋がっていれば同じファイルをPCからもスマートフォンやタブレットなどでも操作できるようになりました。そのため、収集すべきタイムスタンプやログも増え、総合的にファイルやデータの流れを把握する必要が出てきたのです。もちろん、Windows 7で同じことができなかったわけではありませんが、8以降になって一気にその垣根が下がったと言えます。また、個人情報保護の機運も強まり、ロックがかかった端末を解除するのも技術的に困難が増えました。特にiPhoneは数年前のニュースでもあったとおり、FBIですらロック解除できません。ただ一方でクラウドにデータが多く蓄積されているのも数年前には少なかった傾向です。証拠保全においてはあらゆる方向から多角的にデータを収集する手段を持つ必要が以前より一層ましています。